2016年02月21日

パニック発作って本当につらいものなのです

 胸がドキドキ、息がハアハアして自分でどうしようもできなくなる、手足がしびれ、横になって動けなくなり、助けてと言うこともできない、心臓がばくばくしてこのまま死んじゃうと思う。救急車で病院に運ばれ、いろいろな検査を行ったのち、パニック発作かもしれません、心療内科を受診したらどうですかと言われる。どうしてこんなに苦しいのに身体に何も異常が見つからないの?、これからどうしたらいいの?とかなり落ち込んでしまいます。

 パニック発作でつらいのは、パニック発作そのものと、パニックがまた起きたらどうしようという「強い不安」です。不安で外出を避けるようになり、日々の生活が難しくなります。歯科、美容院など逃げ道のない場所に行けなくなります。また、途中で降りることのできない電車、バス、人が運転する車も乗れなくなります。そんな自分を責め、不安と戦いながら生活するつらさは経験しないとわからないでしょう。この不安は人に伝えてもなかなか理解してもらいにくく、多くの人が同じ悩みを持っていることは意外に知られていません。

 パニック発作の不安やつらさは想像以上に強いものです。ただ、お薬の治療で、高い確率で症状が消失します。お薬を初めて2週間ほどでやや落ち着いてきます。発作が起きそうになったときの頓服のお薬もあり、持っているだけで少し安心します。

sen.gif

 朝井リョウの小説「世にも奇妙な君物語」の「リア充裁判」が不思議な小説です。
  日本で、「コミュニケーション能力促進法」が成立、それに伴って豊かなコミュニケーション能力を培ってきたかを問う「能力調査会」が不特定の人に行われる制度ができたという設定。この審査会は、「リア充裁判」と呼ばれ、その裁判に備えてコミュニケーション能力を育んでいるという証拠データーを集める若者たち。コミュニケーション能力とは何か、本当にそれは必要か、考えさえせられる小説でした。


It is great wealth to a soul to live frugally with a contented mind. (Lucretius)  (ラジオ講座テキストより)
満たされた心で質素に生きることは人にとって大きな財産である。

 こんな生活は理想ですね。実は自分自身もコミュニケーションは苦手で、今まで努力してきましたが、最近は、苦手は苦手で仕方ないと思うようになりました。「しゃべらない人」に徹してみると楽ですよ。

20151115-07.jpg
(2015年11月撮影)

posted by terada at 08:42| つらい時に