2016年04月13日

「わたしに生きる価値なんてあるのですか」とよく問われます

「わたしに生きる価値なんてあるのですか」とよく問われます

 わたしも時々同じことを考えますが、そんな時は、疲れていたり、調子悪い時ですね。だから考えても生きる価値らしきものなんで何一つ出てこなくて、さらに気持ちがふさいでいきます。調子が悪くない時は、「今日昼何食べよう」「夜から雨降りそう」「トイレットペーパー買っておかなきゃ」と浅いところで一日終わります。「なぜ生きるか」なんて深いことを考えたりしません。自分の生きる意味とか価値とか考えそうになるときは、よくない時。考えるのを休んでみるのも一つの方法かもしません。


上川未映子さんの初期の作品「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」から、少し元気になりそうなところを。

「井の中の蛙、大海を知らず、されど。
   されど?
  空の青さを知る。
   やねんて、すごい励まし。
  でも空の青さは井の中から出ても変わらず見えるわけで。青さだけを知っていることと、大海の広さと空の青さを知っていること、どっちがいいかなんてそら場合によるよな。」


 「「わたくしのこの喉の渇きがコップ一杯の水を美味しくさせる」って多分、ボーヴォワールの言葉だったと思うが、もとから美味しい水などない。悲しみや孤独や妬みや嫉妬や憎しみが、喜びや安心や許しを生む。逆も可、人生は両極を行き来するなんかの玉」

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「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」と「わたくし率イン歯ー、または世界」です。ぱっと見からすごいですよね。

 「不安はいつだって少々かわいげのあるものであるのにそいつの退屈な無表情さったら、ただそこに、ぼーとおるだけであった。そして私は箸を持って茫然とすること少し、これからも人生が続いてゆくということに、心底ぞっとしたのだ。死ぬまでは人生が続くということが私を強烈に、ごん、とノックし、心底脱力したのだった。」


posted by terada at 04:06| つらい時に