10月7日久しぶりに京都ランにいってきました。
「やんちゃむらうるるんマラニック 京都の城壁 御土居めぐりマラニック」です。山に登る本格的なものではなく、京都コンセルジュがいろいろ説明してくださりながらの旅です。28kmです。最近ランニングを再開しちょこちょこ走っているのですが、5kmが限度。さて28kmとは不安でした。
御土居(おどい)巡りマラニックということですが、御土居ってごぞんじでしょうか。「400年前天下統一をなしとげた豊臣秀吉によって、突然土手とお濠で城壁がつくられ,京の町はくるっと囲まれてしまいました。この城壁を御土居といいます。近年になりほぼ消失しましたが、わずかに残る史跡指定された9か所や名残ある地名をつなぎ」この地図を作ってくださいました。
写真で囲まれた御土居の中は洛中、外は洛外と今でもそのように呼ばれています。城壁は高さ20mくらいの土嚢、その外に深いお濠を掘ります。膨大な作業を2か月で仕上げたとのことですごい作業だったのでしょうか。今御居土そのものはほとんど残っていませんが、ところところそれらしいところもあります。
スタート、ゴールは丹波口駅からからすぐの光徳公園。
28kmのうち、前半の12kmはコンセルジュによる説明をしていただきながら集団走です。これなら私も何とかついていけます。目の前を走るのは紀伊国屋ボーイです。シューズでなくぞうりになっています。
中央にいらっしゃる女性の方がコンセルジュです。もちろんランもすごく、ウルトラマラソンに出ている方です。マスターの奥様。
短時間で膨大なお濠を掘り、高さ20mの土手をつくる作業は2か月で終了しました。豊臣秀吉の力のすごさがわかります。土手を作る土がなくなり、お地蔵さんまで土手の一部として埋められていました。掘り出されたお地蔵さまは高山寺に祭られています。
許可をもらって紀伊国屋ボーイの足もとを撮らせてもらいました。何故紀伊国屋ボーイかというと、数年前一緒の大会に参加した時から紀伊国屋のレジ袋を提げて走っていたからです。しかも速いのです。
おどいにそってぐるっと京都市内を一周します。北野天満宮の中を通ります。人が多かったのはここだけでした。史跡御土居についての説明です。今日まで知りませんでした。
中国の万里の長城みたいですね。中学1年、地理の時間中、先生から「万里の長城、人間だったら何とか上がれるほどの高さだけど、それでも重要で効果的だったのはどうしてでしょうか」の質問に、クラス半分の生徒が「わかりません」と答え、もちろん私もです。「誰かいないかなあ、あのころ戦争歩いてた?」そう、乗っていた馬が乗り越えられないと進めないのですね。すごく納得して今でもよく覚えています。
250m、ほぼ当時の様子を知ることができるおどいが残っていました。高いです。今はありませんが、それプラス深いお濠がセットになって囲まれていたら敵は入れないですね。
残り16kmは自由走です。いただいた地図を手に走ります。鴨川を沿って上賀茂神社あたりから三十三間堂あたりまで南下し、東寺を回ってスタート地点に戻ります。最後の方は一歩がでない、歩くのも大変なほど疲れ果て、かなりつらかったです。何とかゴールできました。お風呂に入って食事をしようにも食べられず、京都駅構内に座って新幹線を待ちここで朽ち果てるかと思いました。
やんちゃ村の企画する京都を走る会は、数年前から参加してきました。マスターは体調を少し悪くしていて、それをおしてゴールテープを持って声をかけてくれます。コンセルジュの奥様はいろいろサポートしながらのこの企画、さぞ大変だったと思います。今日久しぶりにお会いしたらすごくスリムになっていらっしゃいました。マスター、奥様、スタッフさんたちに本当に感謝します。
2018年10月09日
10月7日久しぶりに京都ランにいってきました
posted by terada at 13:48| 2018年